事業開始年

2024年-2025年に終了

取り組みの背景

慢性疾患などで医療機関には通っているものの、地域とのつながりが乏しく、孤独・閉じこもり・社会的フレイルのリスクを抱えている高齢者です。こうした人は、かかりつけ医との接点はあっても、地域の活動、住民同士の交流、運動、ボランティアなどにつながる経路を持っていないことがあります。身体・心理・社会の三側面を含むフレイルという観点でも、孤立や孤食は重要な課題とされています。地域の活動につなぐリンクワーカーの養成が課題になっています。

目指す姿

かかりつけ医が病気だけでなく患者の孤独や社会的状況にも気づき、コーディネーターを介して、その人に合った地域とのつながりを「処方」できる社会を目指し、リンクワーカーを養成する。

実施内容

帝京大学が東京都に社会的処方を提案しました。東京都杉並区等のかかりつけ医の診療に加え、地域包括支援センター、社会福祉協議会などから、孤立リスクのある高齢者を把握します。コーディネーターを「医師と地域を橋渡しする人材」と位置づけ、「リンクワーカー」の養成を掲げました。本人との面談、希望や課題の整理、地域資源の選択、紹介、初回参加の支援、参加後のフォロー、医療者へのフィードバックなどが役割として挙げられます。ケアと暮らしの編集社はリンクワーカーの養成講座の企画運営、伴走支援などを行いました。

また本事業では、人による伴走の強みを残しながら、AIやスマートフォンを用いて、地域資源の探索、本人とのマッチング、継続的な働きかけを効率化することも課題として設定されており、これらの仕組みの設計の助言も行いました。

成果

  • ウェルビーングコーディネーターとして、リンクワーカー16名が養成されました。リンクワーカー自身が地域の担い手として次なるステップに踏み出す動きも見られました。

他の地域でも応用できること

社会的処方を社会実装する上、AI等の活用は必要不可欠です。一方で、人と人をつなぐ役割の担い手としてAIと人の双方が必要になります。ケアと暮らしの編集社では、社会的処方や地域共生を担う人材の役割設計、リンクワーカー養成、AIを活用した社会的処方プログラムについて、制度設計や継続的な助言を行っています。

活動レポート

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