「本と暮らしのあるところ だいかい文庫」が2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。また、 2022年度グッドデザイン賞審査委員が選ぶ「私の選んだ一品」にも選出されました。(「私の選んだ一品」は審査委員が選ぶ個人的なお気に入りや気になる受賞デザインを審査委員のコメントとともに紹介するグッドデザイン賞の人気企画です)

評価コメント

近年、一箱本棚オーナーを募るシェア型図書館や本屋は全国的にも広がりを見せている。この取り組みが特筆すべきは、これを立ち上げたのが地元医師であり、福祉やケアを日常に近づけるための取り組みでもあるということ。表向きはシェア型図書館として気兼ねなく入ることのできる空気を作りながらも、福祉・ケア・医療といった領域の相談も気軽に行えるという側面を持ち合わせている点。まちと人、まちとケア・医療福祉等、多くの分断された関係性を紡ぎ直す素晴らしい取り組み。